【会社概要】

創業   明治42

諸藤静雄氏は、明治18125日生、家代々農家であったが、親族中に地方一流の醸造家が有り、一旗あげんと八幡の将来に着眼し、明治42年、荒涼たる農村部落に過ぎなかった前田に一家を引き攣れ、醤油醸造業に着手した。日露戦争後不景気の時代に際し、販路の拡張とか、その他苦心惨憺たるものがあった。一旦決心して着手した仕事は、石に齧りついても成功せねば止まぬ熱心を似て日夜奮闘をした結果は、次第に報いられて大正34年頃より順調に向かい、加ふるに欧州大戦後の好景気に恵まれ、同10年には経営を合資組織に改め、醸造の『モロフジ』は、風味佳良を似て大に世人の嗜好に適し好評を博し、年々五千石の醸造高を算し、八幡第一の醤油醸造家となっていった。

 

「大正610年といえば、7年には第一次世界大戦が終結している。ロシア革命が勃発してソビエト連邦が誕生し、日本はシベリアに出兵。その直前に米価が高騰して、富山で米騒動が起こっている。93月には株価が暴落して戦後恐荒が始まったとされる。10年には原敬首相の暗殺や、小作争議の急増・造船所の労働争議などが起きている時代…、大正5年のダイヤモンド60万円に過ぎなかったダイヤモンド輸入額は、6年に133万円と倍増。さらに9年のピークには514万円と増加している。大正9年の514万円は現在の401億円に相当する。」

 

ヒノヤマ醤油の名称=【ヒノヤマ調味料取締役社長】諸藤勝氏は明治361225日生、県醤油工業協組理事、昭和5年から醤油醸造諸藤商店を経営今日に至っていたが、その間八幡醤油株式会社監査役となり八幡醤油がヒノヤマ調味料株式会社と改称した昭和29年取締役に就任した。

 

初代会社設立

会社名    合名会社 諸藤商店

創業     明治42

設立     大正10103

本店所在地  八幡市前田1159番地

目的     醤油製造販売

資本金    50,000

社名変更   昭和211日 諸藤合名会社

資本金    110,000

所在地    北九州市八幡区前田440番地

代表社員   諸藤 静雄

支店   昭和6525日  小倉市古船場町105番地設置

支店   昭和10213日  若松市修多羅110番地2設置


会社譲渡   昭和34929

社名     九州調味料有限会社

所在地    北九州市八幡区前田440番地

目的     醤油醸造及び加工販売他調味料の製造販売

資本金    350万円

代表取締役  中野 幸也


会社譲渡   昭和47920

社名     九州調味料有限会社

所在地    北九州市八幡東区祇園3丁目2-15

目的     醤油醸造及び加工販売他調味料製造販売

資本金    500万円

代表取締役  山口 富雄


【この度、地権者の都合により移転】

九州調味料有限会社、解散のため個人会社設立

移転所在地  北九州市八幡西区紅梅1丁目11-21

設立     平成23623

社名     ヒノヤマ醤油。

所在地    北九州市八幡西区紅梅1丁目11-21

目的     醤油醸造及び加工販売他調味料製造販売

代表     山口 正人



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